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プログラミング教育の必要性とその狙いは

現代は情報のデジダル化が当たり前となり、ネットワークを通して世界各国とやりとりも自由にできる時代です。AIなど人間の能力を超えたものが現れ、今後の産業構造はますます変化していくといえるでしょう。しかしながら、それらに対応できるIT人材の不足は深刻なものになっています。経産省の報告によれば、2015年の時点で約17万人程度といわれていたIT人材の不足は、2030年になるとその3倍から4倍まで増加すると試算されています。そのような背景もあって、2020年度から小学校ではプログラミング授業が必修となりました。教育の手引きによると、子どもがコンピューターに意図した処理を行わせることで論理的思考力を身につけさせることがねらいです。授業ではプログラミング言語などを習得することが可能ですが、そのこと自体を目的としているのではなく、プログラミング的な思考能力、しいては人間力を養うことを目的としています。また、プログラミングという単体の科目として学ばせるのではなく、従来からある教科の中でそれぞれプログラミング教育をおこなっていきます。例えば、音楽の科目の中ではプログラミングを通してのリズム・パターンを組んで曲を作っていく、算数ではプログラムを通して図形を描くなどの授業がおこなわれます。

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